人生の敵、これだけは絶対に直した方がいいものの1つに、完璧主義があると思う。
たとえばテストの点数、100点じゃなかったら99点も0点も同じという人がいる。
僕は全くそうは思わない。
99点でも60点でも、立派に誇れる点数だし、
たとえ0点だったとしても、僕にしてみれば学校に行きテストを受けただけですごいことだ。
完璧主義で1番恐ろしいのは、わざわざ苦手分野で頑張ろうとしてしまう点にあると思う。
人間誰だって得意不得意があって、得意なことで活動すればいいのに、完璧主義の人は「苦手を克服しなきゃ」と思ってしなくてもいいことを頑張ろうとしてしまう。
それで結局無気力になって力尽きてしまう。
これは、できないことができた時の快感に原因があると思う。
僕は小学生の時、空手に行っていた。
まず、僕に空手は全く向いていなかった。
先生にはやたら怒られたし、時々殴られた。
それだけに、褒められた時はとても嬉しかった。
ほとんどの人は小学校卒業とともにやめるんだけど、続けてほしいというから僕はやめなかった。
そしたら先生は喜んでくれて、僕は嬉しかった。
でも、それは大きな間違いだった。
楽しくもない空手を続けるのは苦痛だったし、その最中、先生からも普通に怒られ続けた。
結局もう行かなくなった。
完璧主義からズレてるかも知れないけど、苦手なこともしっかり続けなきゃならないと考えたのは誤りだった。
苦手なことはさっさとやめて、得意なことを伸ばした方がいいと学んだ。