普通、世の中では心が大事だと言われる。
教科書や大人たちは、勉強より心を大切にしろというようなことを言う。
しかしバガヴァッド・ギーターでは、心よりも知性が大事だとされている。
医者が人を救う時、優しさではなく知識や技術が必要なように、人は心より知性が大事だというのだ。
私たちは、心だけでは何も為しえないことを知っている。
善良で優しい心を持っていても、それを支える知性がなければ何にもならない。
善意の行動でも、知性が伴わなければむしろ悪い結果をもたらすことがある。
だから、相手と良い関係を作りたければそれを身につける必要がある。
これは同意だな。
相手のために何かしようと思っても余計なお世話になることは世の中にいくらでも溢れてる。
時と場合によっては何もしないことが大事だし、そもそも相手のために何かしたいって思うこと自体が、もう自分のためなんだよね。
自分のためなのに「あなたのためを思って」などと言ってはいけないし、本当に相手のためなら、相手の嫌がることはせずに、相手が何を望んでいるのかをはっきりと知る必要がある。
その際、自分のこうしたいという欲求を抑える必要もある。
そうやって最善の結果を出すために必要なものが、知性だと思う。